おっと、こんなところで会えるとは。
こんにちは。
偶然の出会いを大切に、寄り道を楽しむブログサイト
「ふたり、未知草。」の記事を書いているアオです。
このサイトでは、これからの旅に向けて、
準備期間に感じたことや経験したことを記事にして発信しています。
今回、私たちが訪れたのは、愛媛県の大三島にある「大三島みんなのワイナリー」。
こちらを知ったきっかけは、以前、会社の先輩と夫婦でキャンプに行ったときに、
お土産としてこちらのワインをいただいたことでした。
ワインを頂いた後、車中泊旅の目的地を探していたとき、
候補に上がったのが、今回訪れた「大三島みんなのワイナリー」でした。
ワイナリーの情報を調べていると、旅行を計画している時期に、
醸造用のブドウを収穫するボランティアを募集していることを知りました。
「せっかく行くなら、実際にブドウの収穫を体験させてもらおう!」
そんな気持ちから、今回のボランティアに参加することになりました。
実際に一日作業をしてみると、そこにはブドウを収穫するだけではない、たくさんの出会いがありました。
一緒に作業をする人たちとの会話。
この土地へ移住してきた人たちの話。
そして、そんな何気ない会話の中には、
これから夫婦でバンライフをしながら日本一周をしようとしている私たちにとって、
背中を押してもらえるような言葉もありました。
ワインの味や、大三島みんなのワイナリーの詳しい特徴については、専門家の方にお任せするとして。
今回は、ボランティアとして一日を過ごした私たちだからこそ感じたことや、
そこで出会った人たちとの思い出を中心に、記事にしてみました。
この記事と、私が現地で撮影してきた写真を通して、
「大三島みんなのワイナリー」と、「大三島」という場所の魅力を
少しでも感じてもらえたら嬉しいです。
そして、農園のボランティアに参加したことがないという方も、きっと多いのではないでしょうか。
私たちにとっても、今回が初めてのボランティア体験でした。
この記事が、普段とは少し違う環境に身を置いて、
新しいことを体験してみるきっかけになれば嬉しいです。
「大三島みんなのワイナリー」ってどんなところ?

「大三島みんなのワイナリー」は、愛媛県・大三島にあるワイナリーです。
2015年、少子高齢化によって栽培されなくなったみかん畑を借り受け、
醸造用ぶどうの栽培へと切り替えることから始まりました。
大三島で醸造用ぶどうを栽培するのは、これが初めてだったそうです。
その後、ぶどうの栽培を続け、2019年秋には島内に醸造所が完成。
大三島で育てたぶどうを、島内でワインにする環境が整いました。
また、実際にワインが販売されている建物には、
かつて大三島の法務局として使われていた建物が改装されて利用されています。
(リノベーションされた家や店舗は、夫婦共々大好物です。笑)

美しい瀬戸内海の島々を背景に、大三島で育ったぶどうがワインになっていく。
ぶどうを育てるところから、ワインとして届けるところまで、
瀬戸内海に浮かぶこの島で完結していることに、このワイナリーならではの魅力を感じます。
正直、会社の先輩にこちらのワインを頂くまで、私たちはあまりワインを飲む機会がありませんでした。
最近だと、「結婚式に出席した時に飲むもの」くらいに思っていたかもしれません。。
そんな私たちが実際に飲んでみると、とても飲みやすくて美味しい。
頂いたものは、「島白」という、白ワインでした。

気になった方は、ぜひオンライストアをチェックしてみて下さい!

参加したボランティアについて
ボランティアへの参加時間は、8時から15時でした。
今回収穫を手伝わせてもらったのは、
シャルドネという品種のワインをつくるための醸造用のブドウです。

専用のハサミを使って、手作業で収穫したブドウを一つひとつ確認し、
状態の良くないものを取り除きながら、目や匂いなどでしっかりと検品していきます。
そして、ワインに使われるブドウだけを箱に詰めていきました。
9月中旬ということもあり、少し涼しくなってきた時期ではありましたが、
一日体を動かしていると、やっぱり疲れますし、熱中症対策は必須です。
ボランティアで感じたこと
「つくる側」の大変さを、少しだけ体験できた
今回、実際にブドウを収穫してみて強く感じたのは、
普段、自分たちが口にしているものは、
誰かが時間をかけて、丁寧に育ててくれたものなんだということでした。
これまで自分で育てたことのある野菜といえば、小学生の頃、授業の一環で育てたミニトマトくらい。
しかも、まともに水やりもしていなかったような……。
それくらい、私にとって「食材を育てる」ということは、普段の生活から少し離れたものでした。
食卓に並んでいるものを見れば、当たり前のように食べる。
お店に行けば、当たり前のように買うことができる。
そんな毎日の中では、そこに至るまでに、
誰かが時間をかけて育てているということを、つい忘れてしまいます。
今回のボランティアでは、ブドウを一つずつ収穫し、
状態を確認しながら、良くないものを取り除いていきました。
一日かけてその作業をしていると、普段何気なく口にしているものの裏側にある、
農家さんや生産者の方々の仕事を、ほんの少しですが身をもって感じることができました。
実際に自分の手を動かしてみたからこそ、「つくる」ということの大変さを、
以前より少し身近に感じられるようになった気がします。
当たり前のように食べているものも、育ててくれた人おかげで、私たちの食卓に並んでいる。
そんな当たり前のことを、改めて実感した一日でした。

ブドウを触っていると、自然と会話が生まれる
今回のボランティアには、
私たちのように初めて参加する人だけではなく、何度も参加している方もいました。
集合したときから、リピーターの方とワイナリーのスタッフさんが楽しそうに話をされているのを見て、
「え、地元の顔見知りの人ばっかり集まってくる感じ?!」
と、最初は少し不安に感じていました。
ところが、実際にブドウを触りながら作業を始めてみると、そんな心配はすぐになくなっていきました。
「どこから来られたんですか?」と何気ない会話が始まり、
と農園の人に質問してみたり、
実際にブドウを目の前にして一緒に作業をしていると、自然と聞いてみたいことが出てきます。
ここぞとばかりに、こちらで聞いた醸造用のブドウの豆知識を紹介しておきます。
「実は、ワイン用のブドウってめっちゃ甘いんです!!」以上です。笑(品種による)
そんな知識を含めて話をしていると気がつけば、ブドウの話だけではなく、いろいろな話をしていました。
興味深い話が次々と出てくるので、
ついつい話に夢中になって、ブドウを収穫する手が止まりそうになることも。
ワインについて深い知識がなくても、同じ場所でブドウに触れながら、一緒に作業をする。
それだけで、自然と人との距離が近くなっていくんだなと感じました。
「何を話せばいいんだろう」と考えて会話を始めるのではなく、
目の前にあるブドウが、自然と会話のきっかけをつくってくれる。
それも、今回のボランティアで感じた面白さのひとつでした。

島で暮らす人、移住してきた人の話
近年、県外からの移住者が多くなってきている、大三島。
その日、一緒に作業をしたワイナリーのスタッフさんの中にも、移住してきた方がいました。
しかも、2人目の方とは私の地元がかなり近くて、これにはめっちゃびっくり。
まさか瀬戸内海の島で、地元の話ができるとは思っていませんでした(笑)。
そんな話をしているうちに、移住してからの島での暮らしについても、少し教えてもらいました。
移住してきた方が、もともと島で暮らしている方から土地を借りて、そこで野菜を育てている。
そして島に移住してきた人は、島で暮らしてきた人たちとのつながりの中で、
少しずつこの土地に馴染みながら暮らしている。
そんな話を聞いていると、普段の旅行ではなかなか知ることのできない、
島で暮らす人たちの日常を、ほんの少しだけ覗かせてもらったように感じました。
観光として訪れるだけでは分からない、その土地で暮らす人たちの生活。
移住してきた人が、島の人たちと少しずつつながりを作りながら暮らしていることを知れたのも、
今回のボランティアで出会った人たちとの会話があったからこそだと思います。

自分たちのこれからを考えるきっかけにもなった
そんな会話の中で、私たちがこれから挑戦しようとしている、
バンライフでの日本一周について話す機会もありました。
まだ始めてもいないからこそ、私たちの中にも、いろいろな不安があります。
そんな話を移住してきた方に聞いてもらうと、
「働く場所さえあればなんとかなる。とりあえず、お金の蓄えはしっかりと笑」
と話してくれました。
体力についても、「なんとかなるだろう」と。
その言葉を聞いただけで、不安がすべてなくなるわけではありませんが。。
それでも、実際に家族みんなで移住するという決断をして、
新しい土地で暮らしている方から話を聞けたことは、私たちにとって大きな出来事でした。
「大丈夫かな」と心配しているうちに、
いつの間にか自分たちの中だけで狭くなっていた視界が、少し広がったような気がしました。
まだ何も始まっていないからこそ、不安になるのは当たり前。
でも、実際に一歩踏み出している人の話を聞くことで、
「やってみたら、なんとかなるかもしれない」と思えるようにもなりました。
今回の出会いは、
これから日本一周に挑戦する私たちにとって、少しだけ背中を押してくれる出来事になりました。

ボランティアを終えて、考えたこと
ボランティアだからこそ感じられた仕事のやりがい
少し話はそれますが、
今回のボランティアを通して、「働くことのやりがい」について考えるきっかけにもなりました。
この記事を読んでくれている方は、今の仕事にどんなやりがいを感じていますか?
生活のため、趣味を楽しむため、家族のため。
仕事をする理由は、人それぞれだと思います。
どんな目的であっても、収入が大きいか小さいかに関係なく、
毎日きちんと働いているだけで十分すごいことだと思います。
要するに、私自身もめちゃくちゃすごいということです(笑)。
……冗談はさておき。
私は今の仕事を始めて7年目になります。
仕事にも慣れてきたこともあり、
「仕事のやりがいは何ですか?」と聞かれても、正直、言葉が出てきません。
大学に進学させてもらって、就職する時期が来たから働く。
少なくとも、今の私はそんな感覚なのかもしれません。


もちろん、今の仕事もありがたいものです。
働いた対価として給料をいただき、それで生活をする。
それは当たり前のことなのですが、
今回のボランティアでは、それとは少し違う「働くことのやりがい」を感じました。
作業の休憩時間にいただいた、お弁当や飲み物。
そして作業を終えてワイナリーへ戻ると、「今日はありがとうございました」と声をかけてもらい、
販売前のブドウのソーダまでいただきました。
自分たちが収穫したブドウが、これからワインや飲み物になっていく。
その先の姿を、少しだけ見ることができたことが、
「自分がしたことが、ここにつながっているんや」
そんなふうに実感することができ、とても嬉しかったです。
普段の仕事では、給料という形で働いた対価を受け取ります。
それとは違って、今回のボランティアでは、「ありがとう」という言葉や、
目の前で形になっていくものを通して、
自分のしたことが目の前にある商品につながっていることを感じられました。
その日に、何回言ったか分かりません。
「今日はほんまにいい時間を過ごせたわ」という言葉。
その日の出来事や、かけてもらった言葉を夫婦で振り返っていると、なんだかとてもいい気分になりました。

もちろん、疲れた。ただその先にある「アレ」
私は最近、Apple Watchを買ったことで、
少しウォーキングを始めた程度のおじさんというにはかなり中途半端な28歳男性。
(買った物の影響力とはすごいですね。笑)
運動することを意識し始めたとはいえ、
車社会の地方で生活しているので、まだまだ運動不足な私の身体。
朝8時から午後3時まで、ブドウの収穫作業は身体がびっくりします。
今回、ボランティアで参加した方、皆さんで収穫したブドウは、およそ180kg。
ワインの本数にすると約180本分です。
ええ、もちろん、疲れました。
体力はしっかり使いました。なんなら、使い切りました。
ただ!
ブドウの収穫を終えて、積み上げられた箱をみた時は、
「これだけのブドウを手作業で収穫したんだな。」と非常に達成感がありました。

ボランティアに参加した当日の夜。
使い切った体力を回復するかのように、横になった瞬間に眠ってしまいました。
まさに、体の強制シャットダウンです(笑)。
でも、あれだけ疲れていても、終わったときに「参加してよかった」と思えたのは、
それだけ一日の中で得られたものが多かったからだと思います。
おわりに
今回、私たちは初めて農作物の収穫ボランティアに参加しました。
これまで自分たちが身を置いたことのない環境に、少しだけ飛び込んでみる。
それだけで、普段なら出会うことのなかった人と出会い、
普段なら聞くことのなかった話を聞くことができました。
そして、その出会いや会話を通して、自分たちのこれからについて考えるきっかけにもなりました。
だからこそ、この記事を読んでくれた方にも、もし機会があれば、
ぜひ一度、普段とは少し違う環境に身を置いてみてほしいと思います。
私たちにとって、今回の経験は、ただブドウを収穫した一日ではありません。
そんなことを知ることができた一日でした。
たった一日でも、いつもの生活から少し離れてみる。
それだけで、思いがけない出会いや、自分の中にはなかった考え方に触れられるかもしれません。
そして翌朝、伯方島で仮眠をとったあと、私たちは島を出ることにしました。
島という場所には、どこか独特の雰囲気があります。
インターチェンジの交差点に立っていた警察官も、
島に来る人、島から出ていく人を見守っているように見えました。
私は少しふざけて、その警察官に向かって敬礼。
すると、警察官も笑顔で応えてくれました。
そんな小さな出来事まで含めて、「本当にいい場所だったな」
と思いながら、私たちは島を後にしました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
まだ何者でもない私たちですが、
「いつかやりたい」を少しずつ形にできるよう、夫婦ふたりで一歩ずつ前に進んでいます。
このサイトでは、旅やハイエース、ブログ運営など、
私が実際に経験したことを、自分の言葉で発信しています。
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を綴っています。
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少しでも私たちのことを知っていただけたら嬉しいです。
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